パソコンを使用していると、内部から様々な音が聞こえてくる場合があります。
各種パーツを冷却するためのファンやハードディスクの駆動音など、多少の音であれば問題ありません。
しかし、いつもより音が大きく聞こえる、聞いたことない音がするなどする場合はパソコン内部に異常をきたしている可能性がありますので、
早急に発生個所と原因を調べ、対処していくことが大切です。
パソコンから異音がする
よくある発生個所と異音の種類
-
発生個所1
ファン
パソコンの異音が発生する原因として多いのが内部パーツを冷却するためのファンによるものです。
- CPU用ファン
- グラフィックボード用ファン
- 電源ユニット用ファン
主にこれらの冷却用ファンは、外部の空気を取り込み各パーツが発した熱を外に逃がしますが、パソコン周辺の埃も一緒に吸収してしまう場合があります。
吸収した埃がファンやパソコン内部に目詰まりすると冷却機能の低下を引き起こし、パソコン内部が高温になるとファンの回転数が増えるため、動作音が大きくなってしまいます。
また、ファンの周りのケーブルなどがファンに接触すると「ジー」や「カラカラ」といった異音が発生し、正常に動作しなくなるとパソコンの故障に繋がる可能性がありますので対処が必要です。ファンの異音 対処法
作業をする前に、パソコンは静電気に弱いので静電気対策をしっかりと行いましょう。
セーターなど帯電しやすい服を着用しての作業は避け、静電気防止手袋の着用がおすすめです。-
1
パソコンの電源を切り、接続されているケーブル類をすべて取り外します。
-
2
外装の埃を布やクロスで拭き取ります。
-
3
エアダスターを使用し、ファンの埃を取り除きます。
デスクトップパソコンであればケースを開けて作業するとより効率よく埃を取り除くことができます。
埃が溜まる前に、定期的にパソコンのクリーニングを行うことが大切です。 -
発生個所2
ハードディスク
パソコンのハードディスクは通常、データを読み書きする際にジリジリとした音(シーク音)がなります。 「カタカタ」や「ガリガリ」など、いつもと違う音が聞こえてきたら要注意で、ハードディスクから異音がなる場合は ハードディスクが物理的に故障している可能性が高いです。ハードディスクが故障してしまうと中のデータを読めなくなってしまう可能性があるため、対処が必要です。
まず、前提としてハードディスクが故障していて異音がする場合、その状況から症状が改善されるケースは考えにくいです。 そういった状況の中で「電源ONOFFを繰り返す」、「再起動を繰り返す」、 「叩いて衝撃を加える」といった行動を取る方もいますが症状をさらに悪化させてしまう可能性がありますので、絶対にやめておきましょう。
ハードディスクから異音がする場合は速やかに電源を切り、修理またはデータ復旧依頼することをおすすめいたします。 -
発生個所3
CD・DVD・BDドライブ
CD/DVD/BDドライブにディスクを挿入したときに、いつもより動作音や振動が大きかったり、 異音がする場合はドライブに何らかの不具合が生じている可能性がありますので、対処が必要です。
CD・DVD・BDドライブの異音 対処法
ドライブから異音がする場合、まずはディスクが正常にセットされているか確認します。
その際に、ディスクに汚れや傷がないか、シールなどが貼られていないかも一緒に見ておきましょう。
また、ディスクが他のドライブでは正常に再生・動作する場合はドライブ自体が故障している可能性がありますので交換・修理を検討しましょう。